公正取引委員会は15日、中古車販売大手のビッグモーター(BM)の「下請けいじめ」にあたる行為を多数認定し、下請法違反で勧告・指導を行った。発注書面が残っていないなどずさんな記録管理も明らかになり、第三者による実態調査を求める異例の勧告内容となった。
勧告と指導を受けたのは、中古車販売店ビッグモーターを運営するBM社と完全子会社のビーエムハナテン(ともに東京都)。
公取委が違反認定した行為は、業者への発注単価を一方的に27%も引き下げた▽作業中に車内に水をかけたとして業者に約100万円で車両を買い取らせた▽業者の社員やその家族に車検をBMで受けさせるよう強要した▽店舗の作業スペースの掃除や除草作業を無償で業者にやらせた、など多数に及んだ。
こうした行為は遅くとも20…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル